実家の地価記事

売れにくい実家の手放し方

駅から遠い、建物が古い、再建築できない、共有名義がもつれている—— こうした実家は、駅前のマンションと同じ売り方では動きません。 手放す経路は大きく3つに分かれ、それぞれ向き不向きがはっきりしています。

① 仲介(不動産会社が買い手を探す)

  • 向く:立地に需要がある、時間をかけられる
  • 向かない:過疎地・訳あり・急ぎ

最も高く売れる可能性がある経路ですが、買い手が現れなければ何年でも売れ残ります。 成約時には仲介手数料(売買価格400万円超の場合、上限は価格の3%+6万円+消費税) がかかります。地価が下がり続けている町では、売出し中の値下がりが 手数料以上に効くことがあります。

② 業者買取(不動産会社が直接買う)

  • 向く:早く確実に手放したい、多少安くても現金化したい
  • 向かない:時間をかけてでも高値を狙いたい

買い手を探す期間がないぶん、数週間で決まります。 価格は仲介での想定より2〜4割ほど低くなるのが一般的ですが、 仲介手数料はかからず、契約不適合責任(売った後の欠陥の責任)を 免除する契約にできることが多いのが利点です。

③ 訳あり専門の買取

  • 向く:再建築不可・共有持分・借地権・遠方の空き家・ 残置物だらけ、といった「普通の業者が断る」物件

事故物件・共有持分・空き家などに特化した買取業者は、 一般の不動産会社が扱わない条件を前提に値付けします。 金額は下がりますが、「どこにも断られた物件に買い手がつく」こと自体が価値です。共有名義の自分の持分だけを売る、という出口もここにあります。

順番の目安

  1. まず地価の推移を見る(この町は待てば上がる町か、下がり続けている町か)
  2. 需要がありそうなら仲介の査定を2〜3社
  3. 急ぐ・条件が悪いなら買取の査定を並行して取る
  4. 普通の業者に断られたら、訳あり専門に査定を出す

どの経路でも、査定は無料で、複数取って比べるのが前提です。 1社の言い値で決めるのが一番損をします。

本記事は一般的な整理です。個別の物件の判断は査定結果にもとづいて行ってください。

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